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二十四節気・季節

『大暑』初候、桐始めて花を結ぶ

二十四節気・季節

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こんにちは。のレンリテール部の岩崎です。

本日より二十四節気は「大暑」となり、七十二候は「大暑初候:桐始めて花を結ぶ」に移ろいました。

桐が梢高く、実を結び始める頃となります。                                                

和の暮らしの中で、桐は家具として役立ってきました。                                            

「日本国政府」や「内閣総理大臣」の紋章に、そして5百円硬貨の表は桐の模様が描かれているなど、古くから、桐は鳳凰の住む樹として神聖視され高貴な紋章に用いられています。


さて、この桐ですが、日本では北海道南部より南の地域に植栽しています。

高さが10mと高くなりますが、他の木と比べて成長が早く、切っても切ってもすぐに芽を出して成長していくことから、『切る』が『桐』の名前の由来となったという説があるくらい成長の早い木です。

昔から女の子が生まれたら桐を植え、結婚するときにその桐を切って、タンスを作って持たせるという習慣があったのは、桐の成長の早さを表すいい事例ですね。

成長の早さに加え、木目がとても美しいことから、『木理(キリ)』が由来となったという説もあります。

桐の用途として知られているのがタンスですが、これは桐の防湿効果と防虫効果によるものです。また大変軽い素材で、空気を含んでいるということから断熱効果もあります。

江戸時代に火事場で桐のタンスに水をかけておけば、周りが燃えてもそのまま燃え残ったこともあったそうです。


とても暑い時期ですが、桐は実をつけさらに来年咲く花のつぼみもつけます。
そして桐は、切っても切っても成長する、成長の早い木。
切り株から芽を出すと言われるほど、生命力の強い桐の樹…                                    

どんな環境下におかれても、生き抜いていく力強さをもつ桐のように、強くたくましく成長していきたいものです。      


                                          

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