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二十四節気・季節

二十四節気『穀雨(こくう)』

みなさま、こんにちは。リテール部の岩崎です。

昨日から、二十四節気は『穀雨(こくう)』に入りました。
穀雨とは、読んで字のごとく穀物にとっての恵みの雨となる、[春雨]が降る季節という意味があります。

昨日から早速体感していますが、この時期の特徴は気温が上がり、作物の天敵である霜が降りなくなり、穀物や野菜が育つために必要な雨が降る季節です。
稲作の現場では、この頃から田植えに向けた準備が行われ、本格的な稲作の開始となります。


春先の暖かな光を浴びて、一斉に若芽が伸びた草木に、恵みの雨・・・。
晴れた春空も気分的には、とても大きな喜びですが、春の雨は、今の状況の私たちにとって、焦らずに、まったり休みの日も家の中で過ごしましょう。。という気持ちに自然とさせてくれる様な、心とからだも癒してくれる恵みの雨といえるかもしれません。この雨が、私たちの生きる上での源となる、穀物の実りをもたらしてくれる。。本当にやさしい素適な表現ですね。


そして、七十二候は・・・『葭始生(あしはじめてしょうず)』初候
水辺の植物「葦」にも春がやってきて、芽を吹きはじめるころを示しています。「葦 あし」は「茅葺屋根(かやぶきやね)」の材料として、古来より利用されてきました。
夏になれば「すだれ」、「葦簾(よしず)」としてもお馴染みですね。葭は夏に背を伸ばし、秋に黄金色の穂をなびかせます。

そのころには、日本中もコロナウィルス感染も落ち着き、世の中が平穏に包まれていることを願って止みません。


当店のレンは、暖簾(のれん)を潜ってもらい、お客様にまだ知られていない日本の奥深い暮らしの考え方や工夫、魅力を伝えたいという想いで誕生しました。

永く愛されるもの、古きを温めて現代の生活を取り入れたくなるもの、自然素材のもの、生産者さま・作り手さまの温もりが感じられるもの、などを品揃えして、節目ごとにふと立ち寄りたくなるようなお店を目指し、丁寧により豊かに過ごすことができるようにと皆様をお待ちしております。