
【商品開発ブログ】のレンオリジナル「注染手ぬぐい」
こんにちは、商品部の西井です。
蒸し暑い日々が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。汗をかくことが多くなり、タオルや手ぬぐいがますます活躍する季節になりましたね。
以前のブログで、オリジナル注染手ぬぐいを作成して頂いている染工場様訪問の様子をご紹介させていただきましたが、今回は、その注染手ぬぐいの開発までの道のりをご紹介します。
のレンでは、自宅で季節の移ろいを感じていただきたいという想いから、インテリアとして飾って使える手ぬぐいをたくさん取り扱ってきました。
月ごとに、二十四節気ごとに、移り変わりを自宅で感じる。とても豊かな時間だと考えています。

手ぬぐいは、多くの方々が愛用されています。
お店のお客様やスタッフに聞いてみると、ひとりひとり使い方を工夫されていて、たくさんの使い方があることに驚かされました。
ランチョンマットのようにテーブルに敷いて使用されている方や、ペットボトルカバーにしている方。ブックカバーや暖簾、加工次第ではカバンや包帯にも変化するのです。とっても万能ですね。
本当にたくさんのアイデアを教えていただきました。
柔らかな肌触りと通気性の良さから、最近では手作りマスクにも活用されていますよね。
暮らしの中で様々な場面に登場する手ぬぐい。その深さを知り、改めて魅了されました。
そんな万能な手ぬぐいに注目し、より暮らしに寄り添った手ぬぐいを作れないかと、開発がスタートしたのです。
手ぬぐいの厚さや目の細かさには、実は4つの種類があり、「岡」→ 「特岡」 →「文」→ 「特文」の順に生地が厚くなり、糸も太く、生地の目も粗くなっていきます。
一般的な壁に飾る手ぬぐいは、糸が細く繊細で、より細かな柄の表現ができる「岡」「特岡」が使われています。

今回は、様々な手ぬぐいの使い方に注目し、より生活の中で活用していただきたいという思いから、最も丈夫で厚手の「特文」生地を採用しました。
丈夫な生地なので布巾として長くお使い頂け、通気性にも優れているので日常使いにぴったりです。
お店では、贈り物として手ぬぐいを選ばれる方も非常に多くいらっしゃいます。
そこに注目し、私たちの大切にしている「意味を贈る」の考え方を組み合わせられないかと、クリエイティブディレクターの鵜野澤啓祐さんに吉祥柄をモチーフにしたデザインを考案いただきました。
ギフトで貰った人がおもわず微笑む。また、重ねて、畳んで、結んで、使用する時も魅了される素敵なデザインで、毎日の暮らしが華やかになる存在。
注染の持つ魅力を生かし、でも今までの注染とも違う、奥深いデザインを作成いただきました。一番初めのタイトルの背景画像にあります瓢箪柄は、これから色などを選定していただくデザイン開発の途中段階で、私も完成する日がとても楽しみです。
生活に溶け込み、毎日でも使いたくなるような手ぬぐいを目指し、現在も進行中です。柄やデザインに込められた想いについては、また次の機会に詳しくご紹介致しますね。
手ぬぐいについて探っていくと、その魅力や使い方の広がりは尽きません。
手ぬぐいの魅力を感じていただき、様々な使い方をさらに知っていただく機会となれば嬉しいです。
皆さんの生活がより豊かなものとなるよう、今後も開発の裏側をお伝えしていきますので、手ぬぐいの販売開始と合わせて楽しみにしていてくださいね。
お読みいただきありがとうございました。