
福村硝子様工房の訪問コラム
みなさん、こんにちは。
浅草店の井領です。
先日、ガラスアクセサリーを製作されている福村硝子様の工房を訪問してきました。
福村硝子様は、硝子を使用したアクセサリーを製作しています。
そのアクセサリーは手づくり。
とんぼ玉などの製作技法とは違い、フュージングという電気炉で硝子を溶かす技法で作品を製作しているそうです。

NASAの技術で金属を薄くコーティングした板ガラスを使用し、その上に細かいガラスを組み合わせ、数回焼き溶かし、四角くカットして研磨。
このようにして作られたアクセサリー「Reflect」は人気のシリーズのひとつだそうで、独特の色合いを持ち、とても華やかでした。

人気シリーズ「音のしずく」はガラスのもつ透明感がより際立った作品、一番人気があるとのことでした。

また、美術館とのコラボアクセサリーも製作しているそうで、ゴッホの作品をイメージした作品を製作したり、最近では北斎モチーフの作品も製作中だそうです。

オンラインストアや店頭で、福村硝子様のアクセサリーが並ぶことを楽しみにお待ちくださいね。
さて、「ガラス」というと、西洋から伝わってきたというイメージが強いですが、江戸硝子は東京の地場産業として認知されています。
ここで江戸硝子について少しお話しさせて頂きます。
江戸における江戸硝子の起源は18世期初め。
江戸の硝子製造は、ビードロ屋の加賀屋久兵衛(鏡や眼鏡などの大衆向け硝子製品を製造)と上総屋留三郎(浅草で簪や風鈴、万華鏡などを製作)によって広められ、その後大変な人気を呼んだとされています。
江戸時代後期には、加賀屋久兵衛によってカット技術が導入され、江戸切子が誕生しました。
明治以降も江戸硝子は伝統技術を継承しながら、西洋から新しい知識や伝統を導入。
日本独自で発展し今日に受け継がれてきました。

私自身、江戸硝子の歴史をあまりよく知りませんでした。
まだまだ知らないことが沢山。さらに深掘りしていき、またこちらでご紹介できたら嬉しいです。
浅草店
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