
【京都岩倉のお寺めぐり|散歩ぶろぐ】圓通寺・実相院門跡
日本には、御朱印をもえらるお寺や神社があります。
御朱印とは、日本の神社や寺院において、参拝者向けに押印される印章・印影のことをいいます。また、御朱印とともに、社寺名や神仏名などの墨書きが入っていることが一般的です。
御朱印を集める御朱印巡り…自分がおとずれたお寺や神社の御朱印をあつめて、自分だけのオリジナル御朱印帳作り。パスポートの出入国スタンプのように、自分の足跡がそこに刻まれて、眺めていると想い出が蘇ってきます。
のレン スタッフがお寺や神社を訪れたときの様子を【散歩ぶろぐ】と題し、ご紹介させていただきます。
散歩ぶろぐを読んで、お出かけされる方には参考に、ご自宅で過ごされる方には少しでも寺社を訪れた気分になっていただけたら嬉しいです。
みなさん、こんにちは!のレンCR事業部の浅田です。
私の住む京都市の岩倉には、「圓通寺(えんつうじ)」というお寺があります。

このお寺に私は何度も訪れたことがあり、家の近くにあるからという理由はもちろん、このお寺の枯山水の庭に大変な魅力を感じているからです。
しかしながら、何度も訪れているにもかかわらず、まだ御朱印をいただいたことがありません。
今回、この圓通寺に初めて御朱印をいただきに行きました!
このお寺は、元は修学院離宮(京都市左京区)の設計を行ったことでも知られる後水尾上皇(ごみずのおじょうこう)の離宮でした。
現在は臨済宗妙心寺派の寺院で、庭園は江戸時代とされ、比叡山を借景に取り入れた京都を代表する借景庭園として知られています(国指定名勝)。

この庭の魅力はやはり、「これぞ借景!」と言えるほど我が者顔で景色を占領する比叡山の存在です。
岩倉という場所は、いたるところから比叡山が一望できますが、ここ圓通寺の庭園から見る比叡山の姿ほど、遠からず近からず最も良い距離感を味わえる場所は他にないと思います。
それもそのはず、この比叡山の借景を得るために、後水尾天皇は12年ものあいだ各所をまわってようやくこの地を探し当てられたそうです。
また、書院の柱と生垣奥の杉の木がまるで額縁のようになっていて、スケールの大きい額縁庭園になっています。

更に、石庭にも特徴があって、約40個ほどの石は海から運ばれたもので、2/3は地面に埋まっている巨石ばかりなんです。
けばけばしさのない素朴な枯山水の庭園と、スケールある比叡山の借景が、見る人の心をとりこにしてしまいます。私もとりこにされた一人です。
京都の有名寺院と比べますと、市内へき地にあって知名度はそう高くないお寺ですが、それゆえ訪れる人も少なく、ゆっくりと観光ができるお寺です。
心がちょっと疲れた時、何かぼーっとしたい時、是非、この圓通寺の借景庭園を見に訪れてみてください。
いただいた御朱印はこちら!とても達筆で素敵な御朱印でした。

お気に入りのお寺の御朱印を手に入れ、また更にこの圓通寺のことが好きになりました。
ちなみに、同じ岩倉に「実相院門跡」という、床に映ったもみじで有名なお寺があります。

そちらでもらった御朱印はこちらです。
庭園の池に棲んでいるモリアオガエルのしおりが可愛らしいです!

私のように、お近くのお寺や神社にはよく行くけど、御朱印をもらったことがないという方、どんな御朱印かなとご覧になってみるのもいいかもしれませんね。