
ジャパノラマ・マグネット 日本地図「四国編」
こんにちは。羽田空港店の関川です。
まだ梅雨は続いておりますが、みなさん、いかがお過ごしでしょうか。
今日は、のレンオリジナルのジャパノラマ・マグネットについて、ご紹介させていただきます。今回は「四国」です!早速解説していきます。

お遍路:四国全体
約1,200年前、真言宗開祖である弘法大師が人々を災いから救うために建てた四国88箇所のお寺を巡る旅のことです。
その距離は全部で1400km!車で巡ったとしても10日はかかります。
歩きで行くと古来から人々が歩んできたお遍路道を楽しめたり、お接待を受けることができます。お接待とはお遍路を行くお遍路さん達に無償で宿や食事を提供したりする四国では割と当たり前の文化のことを言います。
なんでもお接待をするとお遍路さん達が願掛けの肩代わりをしてくれると言われてるからだそうですが、それでも初めて会った人を泊めるとは、寛容な県民性があるのかもしれませんね。

渦潮:香川、徳島
瀬戸内海に面した香川県付近の鳴門海峡には、最近海外からも見に来る方がいるというホットな“渦潮”があります。この島の位置だからこそ発生する世界でもなかなか見られない現象です。
瀬戸内海から太平洋に海流が流れ込むときのこの海流の流れの速さとその周りの海流の速さが違うことから発生します。地球と月の引力で起こる満潮干潮もこの渦潮発生に関連しており、宇宙を巻き込んだ偶然の産物といえるかもしれません。そう聞くと、生で見たくなりますね。

阿波おどり:徳島
香川県の下には徳島がありますが、そこで行われる「阿波おどり」は「日本3大盆踊り」の一つです。
“踊る阿呆に見る阿呆♪”というお囃子は、みなさんも聞いたことがあるのではないでしょうか。
徳島城の城下町の町民が始めたという説や盆踊りが発展したという説、はたまた能楽の元であるという説等。起源については諸説ありますが、いずれにしても民衆とともに生まれ、民家の生活や文化とともに発展してきた点では共通しており、8月の暑い中四日間も大衆が列をなして踊り通す姿は圧巻です。

すだち:徳島
同じく徳島県より、すだちです。
日本の生産量の9割以上は徳島産!秋の味覚の引き立て役ですが記載のある最古の文献は、なんと古事記で天皇の命で素晴らしい芳香のある果実を海の向こうの常世国まで探しに行くという話があります。
この果実がすだちだと言われており、徳島は“常世国”だったといわれています。言われてみれば発音も似ているかもしれません!
古くからその香りで愛されていた果実だったのでしょう。

みかん:愛媛
徳島県の対角線上瀬戸内海側にある愛媛ではみかんが有名ですね。
みかんといえば愛媛!愛媛といえばみかん!
太陽、瀬戸内海に反射した太陽、段々畑の石垣に反射した太陽の「3つの太陽」の光を浴びて、甘くジューシーなみかんができあがります。
瀬戸内海に面する斜面にできた段々畑の石垣はカイロのような効果を発揮し、みかんが育ちやすい環境を作るので、愛媛はみかん栽培に最適と言えます。

カツオ:高知
愛媛県の下にある高知県ではカツオが有名ですが、漁獲量は全国5位とそんなに多くありません。
しかし消費量は全国1位!
→カツオに対する舌が肥えているから美味しいカツオが市場にあがる。
→「高知のカツオは美味い」という構図が出来上がる。
→カツオを傷つけないであげる「一本釣り」で漁獲している。
→カツオの漁場が近く、24時間以内に市場にあがる。
そういった点から高知のカツオは美味しいと言われるそうです。

坂本龍馬:高知
坂本龍馬はずばり「倒幕の立役者」です。
小さい頃は弱虫だったと言われる龍馬ですが、剣術を習い始め、江戸に剣術の修行に行くほどになります。
外国を排除するという思考(尊皇攘夷)を持ちますが、浦和でペリー来航を目にすると、それまで頑なだったものが「世界と対等に向き合うには大きな船が必要だ」と少しずつ攘夷の間違いを悟ります。
勝海舟に出会ってから弟子として海軍の学校を作り、薩長同盟を結ばせ大政奉還を成功させるなど日本を“攘夷・鎖国から外に開いた開国を目指す流れ”に変えてきましたが、残念ながら夢半ばで暗殺されてしまいます。

四国編いかがでしたでしょうか。
ジャパノラマ・マグネットに名物がたくさん盛り込まれていますが、マグネットのデザイン自体が明るく爽やかな感じです。
お接待やみんなで踊り通す阿波おどりなどからは四国県民のおおらかさ、渦潮やすだち、みかん、カツオからは反射する太陽光や水しぶき、カツオの光る体が想像され、明るい印象を受けます。
今の状況が落ち着いたら、いつかお遍路に行ってみたいものです。
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