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麻について、いろいろと

みなさん、こんにちは。目黒店の乾です。

これから夏に向けて、だんだん気温が上がっていくと、「麻」の出番が多くなります。

日本では「麻」は繊維の総称として使われていますが、実は品種が多く、見た目や特性が異なるので、海外では植物学上の品種名で呼ばれるのが一般的です。

例えば、衣類・ファブリックの品質表示上で「麻」といえば、「リネン(亜麻)」「ラミー(苧麻)」のこと(ヘンプは「指定外繊維」と表記されます)。
ほかにも、麻袋に使われる「ジュート(黄麻)」、ロープや紙幣の原料となる「マニラ麻(アバカ)」などがよく知られています。

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日本伝統の麻ともいえる「ヘンプ(大麻)」はアサ科の一年草で、3mほどの高さまで成長します。
茎からとれる繊維は黄金色で、リネンやラミーの布に比べるとコシやハリがあり、抗菌性や吸水率に優れています。
また食品や建材、プラスチック、バイオ燃料など、とても汎用性の高い素材です。
特筆すべきはその優れた耐久性です。
水に濡れるとその強度は2倍にもなります。

「目黒店で扱っている商品の中に麻はあるのかな?」と思い、ざっと調べてみたところ麻のみを使った商品はなく、綿と混合されたものがいくつかありました。
中でも工房夢細工様の「桜染かすみ織スカーフ」は縦糸に綿、横糸に麻を使っています。
この織り方は、感触も柔らかですが強度が抜群に上がるそうで
通常、ゴシゴシ使う布巾などに使われる織り方だそうです。(白雪ふきんが、同じ織り方になります。)
薄手のスカーフはちょっと油断するとボタンやファスナーなどに引っ掛けてほつれが出来てしまいがちなのですが、この織り方だと、大丈夫そうですね。

桜染 かすみ織りストールはこちら

白雪ふきんはこちら

そのほかの特徴として
*熱伝導率が高い。(通気性)
*水分の吸収・発散が早い。(速乾性)
*抗菌性が高い。(衛生的)
などなど、まさに蒸し暑くなる夏に、体を守る最適な素材です。

麻のものは、暑くなると、自然にそこにあったりします。
気づかないうちに、暑さに適したものを選んでいるのかもしれません。

みなさんの身の回りにも、麻の素材のアイテムはありますか?

伝統や侘び寂び、テクノロジーからサブカルチャーまで、世界中の人々をワクワクさせるワンダーランドニッポン。
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